|導く力(KADOKAWA)
世界銀行元副総裁・西水美恵子氏の推薦コメント
「世界各国で巡り会った真のリーダーたちの
人としての在り方がまさにここに描かれています」
プロローグ 導く力ー大切なものを大切にする力
第1章 自分を導く
第2章 他者を導く
第3章 組織を導く
第4章 社会を導く
第5章 家族を導く
エピローグ 信じる勇気をもつ
|感想
*深くて逆説的な点を、わかりやすい言葉と事例で様々な角度から記述されていて、まさにその通りと思ったり、おーっと感心したり、とても勉強になり、また、勇気をもらいました。
*「自分を信じること」が「他者を導く」。この一冊を読み通して、その大切さを深く実感しました。リーダーの指南書でありながら様々な「悩み」を持つ人も導いてくれる言葉が随所にちりばめられていました。
*「大切なものを大切にすること」――いつもそばにいてくれていることすら忘れてしまうほど、 大きく包んでくれている人たちの存在にふと目を向けさせてくれる 言葉です。一番近くにいるから、何も言わなくても通じるというのは甘えだし、 自己満足でしかない。紡ぎ出される言葉に、自身が忘れかけていることや見落としていることに気付かされます 。
*「大切なものを大切にすることが自分を導く。」「自分の大切なことに真摯に向き合う姿が、他者を導く。」そういったメッセージは、自信を持てない人、他社との繋がりに悩む方にも特に勇気をもたらす言葉だと思いました。リーダーのみならず、組織、家族、社会に属する全ての人に読んで欲しいと思う一冊でした。私も私にできること、大切なことにひたむきに動きたいと思いました。
*ある力に突き動かされて進む人は誰もがリーダーであり、その力の源泉は眼の前の現実に真摯に取り組むこと。深くて逆説的な点を、わかりやすい言葉と事例で様々な角度から記述されていて、まさにその通りと思ったり、おーっと感心したり、とても勉強になり、また、勇気をもらいました。
*「家族を導く」の章を繰り返し読んでいます。子育て、夫婦関係、年老いた両親とのつながりなどを考えさせられています。家族を導くとは、無償のつながりを何よりも大切にする生き方であること。家族以上に大切なことはない。本当にそのとおりだと共感しました。197ページにでてくる被災地で耳にされた家族へ想いを寄せられた言葉の紹介には、思わずこみあげてくるものがありました。50個の名言も心に響くものばかり。大切にしていきたいと思います。
*軽い気持ちで、ふと書店で手にとってみたのですが、プロローグにすっかりひきこまれ、いっきに読んでしまいました。「生き方」の指南本ですね。
*人生で一番大切なことは何でしょうか?という問いに、僕は激しく共感するのでした。
*「嫉妬と向き合っていますか?」「家族を大切にしていますか?」「世間にふりまわされていませんか?」「他に変わりがいると思っていませんか?」などの問いかけに、ハッとさせられました。痛いところをつかれたというか…。ゆっくり改めて読み返していきたいと思います。
*最後の章が「家族を導く」になっているところが、共感するところで、守屋さんご自身が何を大切にしているのか、そして読書の多くに何を大切にしてほしいと願っているのかが強く伝わってきます。「一番大切なことは、一番大切なことを一番大切にすること」――では、大切なこととは、一番大切なこととはあなたにとって何ですか?その問いに、一人ひとりが答えなければならないし、みんなで未来の社会にとっても何が大切かを考えていかなければなりません。名言のひとつで紹介されている、マザー・テレサとダライ・ラマ14世の言葉が心に響きます。「家族を優先してください。もし、あなたが家庭にいなければ、どうやってあなたの愛が、人々に向かって育っていくのでしょうか」「愛、ゆるし、思いやりにより、私たちは希望と決意を手にし、より明るい未来に向かって進むことができます」経済のあり方、企業経営のあり方、働き方のあり方、家庭のあり方、そして自分の生き方・・・この本は、読みながらいろいろなことが頭をめぐり、考えることをさせてもらえます。
*自分自身の生き方や、仕事の本質をグサリと問いかけられました。最後まで傍線を引きながら読みきりましたが、平易に書いてありますが内容は重く、まるで哲学書を読んだぐらいのインパクトがありました。
*「今を生きる」大切さという著者の想いが、力強く感じられます。著者の使う「導く」という言葉は、自分が「幸せ」に生きていくために、自分にはたらきかける行為でありその意思の表れの言葉なんだと受け取りました。自分に迷いが出た時、心が乱れた時に、手にとって「自分を信じること」を思い出したいと思います。
*最初のプロローグだけでも、胸に迫ってくるものがあります。人として大事なこと、大切にしなければならないことが、やさしい語り口で述べられており、すんなり入ってきました。しっかり自分を見つめて、自身の軸をつくることから始めて、それを周りの人、組織内、 社会へと広げていくことが大切なのですね。勇気づけられる「偉人の言葉」もついていて、1冊で2度、3度おいしい書籍に感じました。
*この本を読み進む中で、改めて震災と復興が甦りました。勿論、現地の有様はまだまだですが、忘れかけたあの日をもう一度認識するためのきっかけの一冊であると思いました。